こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
「指がしゃべるように文字が入力できる」と言われている親指シフト。実践されている方は少数派ではあるものの確実に存在し、またいまだに人気もあります。
私も「文字の入力スピードを上げたい、もっとブログが書きたい!」という思いで 2019年6月 から親指シフトの習得を始め、今に至ります。
2年間親指シフトだけを使用した結果、私の指はしゃべるようになったのか?
かつての記録も振り返りながらお伝えしていきます。
2年前と比較してみる
まず、私自身が書き残したブログ記事を元に、親指シフトを始めた当初と2年後の今を比較してみます。
親指シフト同士でスピードを比較
親指シフトを使い始めたときのことは、ブログに詳しく書いていました。
特に次の記事には、使い始めから1ヶ月が経過するまでの過程を詳細に綴っています。
最初はとても辛かったです。だって全然打てないんだもの。
私が練習に使用していたのは親指タイピングという無料サイト(Macに対応)でしたが、当時の記録によると入力スピードは30字/分(1分間に30字)でした。
1文字打つのに2秒かかっている計算です。あまりにも遅すぎて、しかもぜんぜん指が回らなくて、何度ローマ字入力に戻ろうと思ったかわかりません。
では2年後の今はどうなったでしょうか。
久しぶりに親指タイピングのサイトを開き、入力してみました。
ホームポジション、いわゆるキーボード中段だけを使用し、親指さえも使わない場合のスピードです。
342字/分!早い!
一番シンプルなポジションでの入力とはいえ、2年前と比べると10倍のスピードで打てるようになっています。
次は難易度を上げて、すべての段を使ううえに親指を駆使する複雑なパターンでのスピードも測ってみました。
入力スピード自体は214字/分とそこまで遅くはないのですが、いまだにミスタッチがあります。
加えて気になるのがシフトの不発。
親指シフトは、親指とそれ以外の指を同時に押すことでさまざまな文字が入力できる打鍵法なので、タイミングがずれると別の文字になってしまいます。
つまりシフトの不発とは、親指とそれ以外の指のタイミングが合っていませんよ、ということ。
普段入力しているときはそこまで気にならなかったし、ソフトの反応にもよるとは思うものの、自分でも「修正しないとな」と思う結果となりました。
ローマ字入力とスピードを比較
次は親指シフトとローマ字入力のスピードを比較してみます。
親指シフトに変える前、実は私はローマ字入力でも相当早く文字入力ができていました。
自分で書いた過去の記事を見ると、なんと378字/分ものスピードで入力できていたようです。
ただローマ字入力の場合、たとえば「さ」を打つにも「s+a」の2文字を打つ必要があります。
つまり打鍵数に対して実際に出てくる文字数が少ないということ。およそ半分と考えてよいでしょう。
なので、多めに見積もって200字/分としても、現在の342字/分の方がはるかにスピードが出ていると言えます。
今でも課題なこと
今回久しぶりに練習ソフトを叩いてみても感じたことですが、打鍵スピード自体はかなり上がったもののいまだに打鍵ミスも多いです。
ミスをするといちいち バックスペース や deleteボタン を使って戻らなければならず、結果的に時間のロスになってしまっているんですよね。
また、「ぺ」や「ぉ」のような普段あまり使わない文字が出てくると、「あれ?どこだったっけ?」と一瞬指が躊躇します。
これもまた時間のロスにつながっているな、と今回改めて思いました。
指は・・・やっぱりしゃべらないけど
親指シフトを始めて2年。
指は・・・やっぱりしゃべりません(当たり前や)。
それでも、入力したい文字を「さ→sa」のように脳内変換せずに打てるようになったおかげで、考えていることを文字にしやすくなりました。
さらに脳の疲れも格段に減りました。ローマ字入力って脳に負担をかけていたんだな、と今はしみじみ思います。
今ローマ字入力をしようとしても、全然打てないだけでなく思考が混乱してしまいます。とてもしんどい。
文章を作り出すことを生業とされている方に親指シフトユーザーが多いのもうなずけます。
音声入力も練習中
と、ここまで書いておいて「浮気する気か!」と怒られそうですが(笑)、最近少しずつ音声入力の練習を始めています。
ずっと苦手意識があり、手を出すことすら考えてもいなかった音声入力。
ところが実は、音声入力が苦手な人は「そのスピードに自分の思考が追いついていないから」という話を聞き、これはいかんと。
だって「自分の思考スピードが遅い」と宣言しているようなものですからね。
親指シフトの精進と合わせて、音声入力も練習していこうと思います。
まとめ
習得までは時間もかかったし、イライラもしたし、辛いときもあったけど、結果的に今は親指シフトに変えて本当に良かったと思っています。
これからもますます精度を上げ、「指が・・・しゃべってる!」と言われるような高速親指シフターを目指したいです(わりと本気です)。